毎月第2水曜 名古屋八事 マイクパフォーマーの楽園

詩のあるからだ
ご注意 ここは旧サイトです。
2011年3月(三代目主催者 若原光彦)までの記録として
管理、公開されています(更新履歴)。
2011年夏からの情報は(五代目主催者 三原千尋さん)の
Twitter @ametotaiyo をご参考ください。
2005年6月8日の録音
●ごゆっくりどうぞ

6月8日、オープンマイクのもようです。「よみくらべスラム」の部分は著作権に配慮してカットしました。

「詩のあるからだ」2005年6月8日のようす
1時間12分 24MB MP3 モノラル 40kbps

うまく再生できなかった場合はこちらのページを参考にしてみてください。

●12名の方がエントリーされました

  1. ミキさん
  2. 佐々木慎二さん
  3. 岡本はなびーるさん
  4. 林本ひろみさん
  5. ツバキ嬢さん
  6. 鈴木陽一レモンさん
  7. 江藤莅夏さん
  8. 若原光彦
  9. テツさん
  10. 長谷川節子さん
  11. 古村哲也さん
  12. 石黒冏崚さん

石黒さんははじめご観覧下さっていたのですが、追加エントリーをいただき「よみくらべスラム」のあとに朗読していただきました(録音音声ではスラムの部分はカットしているため、つながっているように聞こえますけれども)。

この日はジーコジャパンがバーレーン(だったかな?)とワールドカップ予選で対戦している日でした。店内はテレビに注目する人々や談笑する人々でにぎわっていました。録音だけを聞くとざわざわして耳ざわりかもしれませんが、そんな雰囲気での朗読も私はけっこう好きです。

テツさんはこれまで関西を中心に活動されてこられたようです。活舌がよく、のびやかで上品な朗読でした。みなさんの朗読を聞いていて、何度かおっきな拍手をして下さいました。なんだか活気づいてうれしかったです。

なお、音声を聞いていても気になると思いますが……林本ひろみさんの朗読で、バックに聞こえている澄んだ音は「カリンバ」という楽器です。林本さんはよくこの楽器を弾きながら朗読をされます。あちこちで、閉会後にお客さんから「あの楽器って……」と訊ねられてます。みなさんやっぱり気になるんでしょうねぇ。林本さんの声や世界にとてもあっていて素敵です。

●「よみくらべスラム」今回はヘルマン エイチ アンド ザ・ペースメーカーズ

今回はロックバンドHermann H.&The Pacemakersのアルバム「SIX PACKS」より「瞳の果てに雨が降る」です(日本のバンドです。歌詞も日本語)。スラム本編では歌詞の前半部分のみを用いました。9名の方がエントリーされました。

  1. 古村哲也さん(0票)
  2. テツさん(1票)
  3. 岡本はなびーるさん(0票)
  4. 佐々木慎二さん(1票)
  5. 鈴木陽一レモンさん(3票)
  6. ツバキ嬢さん(2票)
  7. 江藤莅夏さん(2票)
  8. 長谷川節子さん(1票)
  9. 林本ひろみさん(2票)

6月中旬という気候にあうのではないかと選んだのですが、当日は雨ではありませんでした。好ましいことではあるのですが、ちょっと残念でもありました(笑)。「瞳は空を吸い込んで/涙の色は水色に」というリフレインが印象的な、文学的な雰囲気もある詞です。歌詞なので、その言葉のリズムを朗読でどう扱うかが難しかったかもしれません。

みなさんの声色や性格などの「カラー」がとてもよく出たよみくらべとなりました。テツさんは流れるようにじわじわと朗読されました。岡本さんはうったえるように淡々と、悲しげな印象がしました。佐々木さんの朗読は誠実な告白のように聞こえ、ツバキ嬢さんは静かでポップな世界を展開しました。長谷川さんは歌詞を言い換え日常的な世界観でしたし、林本さんは透明感のある歌のような雰囲気でした。ほんとうに、それぞれのカラーがよく出た回だったと思います。

優勝は鈴木陽一レモンさん。最後に「瞳の果てに雨が降る」を後半までフルに読んでいただいて会を閉じました。前半部分しか見えていなかったスラム本編より「雨=涙のよう」と思う情景や、悲しくもヒロイックな歌詞の雰囲気を感じていただけたのではないかと思います。

●ありがとうございました!

閉会後は、佐々木さんやツバキ嬢さんと長く雑談させていただきました。みなさん活発で、それでいて詩や表現について深く考えていて……楽しかったです。いろいろ勉強になりました。

……6月8日、ありがとうございました!

若原光彦 2005-07-21

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